画像処理技術

画像処理技術

2009年以来、画像処理技術を核として、多様な分野の課題解決に取り組んできました。その技術は、製造業の精密な検査からスマート農業、さらには航空業界のデータ分析・DX支援に至るまで、常に領域を広げ進化を続けています。大学や国の研究機関、関連企業と共に成し遂げた、ソリューションの一部をご紹介します。

1.データ分析・DXソリューション

様々な顧客データを基にした、新たな顧客サービスやビジネス付加価値の創造。データドリブンな顧客戦略に繋げる、データ可視化ツール・分析モデルの開発。

・航空会社向け 顧客アンケートの分析結果から新たなサービスを提案

2.農業IoTシステム「たもつくん series」

工業系の画像処理技術を農業分野に応用し、ET2014展示会にてハウス栽培での「トマト生育監視システム」を提案して以来、「スマート農業」の分野に新規参入しました。その後、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構様から開発委託を受け、施設園芸向けのUECS規格に対応した環境制御システムの開発に着手し、2018年に農業IoTシステム「たもつくん series」を商品化(2025年6月30日 販売終了)。

また、農林水産省の研究プロジェクトの一員として、栽培支援システムの研究・開発を推進。2017年より「農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業(発展融合ステージ)」、2020年より「イノベーション創出強化研究推進事業(応用研究ステージ)」に参画。光合成の最大化と、成長バランス・果実への分配量の最適化、それらを実現する環境・肥培管理を提示し、収量を最大化するシステムの開発。

3.アドレッサブルスクリーン映像投影システム

複雑な曲面や形状が変化する投影面(スクリーン)に映像を綺麗に投影することを目的としたシステム。JST(科学技術振興機構)から採択を受けたプロジェクトで、当社は画像処理部分の研究・開発を担当。

4.液晶表示用ガラス欠陥検査装置を高度化する画像処理組込ソフトウェアの開発と事業化プロジェクト

従来人間が行っていた欠陥検査をより精細な精度でより正確に行うためのシステムで、2011年度に中小企業庁の「戦略的技術基盤高度化支援事業」の採択を受け、当社がプロジェクトリーダーとして開発を推進し、従来困難であった実用化に成功。